管理人が考えさせられる事があったので記事にしてみました。

本記事に私自身のいかなる主張も無いことをあらかじめご了承下さい。


インドネシアへ麻薬密輸しようとした罪で死刑判決

2005年、オーストラリアから8.3キロのヘロインを体に巻きつけてインドネシアのバリに持ち込もうとしたオーストラリア人9名がデンパサール空港での入国手続きの際、麻薬を密輸しようとした罪で逮捕、拘束されたところからこの長い10年の話は始まります。


b9


その後の裁判で9人中、主犯2人は死刑、他の7名は懲役刑を言い渡され、死刑を言い渡されたアンドリュー・チャンとマ―ロン・スーカマランは、その後10年間なんとか死刑になるまいと心を入れ替え、他のメンバーと共同生活をしながら、つい先月末までジャカルタの刑務所で希望を持って生活をしていました。



捕まった当初は二人とも見るからに悪そうだったけど次第に変化が見られ、アンドリューはキリスト教を深く信仰するようになり牧師になり、スーカマランは芸術の才能が開花し素晴らしい絵を描くようになり、穏やかな人柄になっていきました。

当時、暮らしていたインドネシアの刑務所には服役中の受刑者への更生や社会復帰の為のブログラムが乏しく、この10年、アンドリューとスーカマランの二人は刑務所の承諾を貰い、パソコン、芸術、英語、エクササイズなど、色々なブログラム率先して始め、多くの受刑者の更生に携わっていました。

二人ともとても優しい人間になり、数ヶ月前の最後の再審請求では、現地刑務所の偉い人が裁判で「私は彼らを見てきましたが、彼らを死刑にするのは間違っていると思う。」と裁判長に死刑を撤回するようにお願いする事態にまでなりました。




しかし、判決は変わらず先月、4月29日朝、逮捕から10年経って二人の死刑は執行された。

私はインドネシアの法律に口を出すつもりも麻薬の密売人を庇うべきだとも思わないし、死刑制度に反対の立場でもない。



もしも、8キロのヘロインがインドネシア国内で出回ったら何千人という現地の人達の人生が狂う。
実際に今インドネシアでは麻薬が蔓延しており多くの現地人が命を落としたり廃人になったり、犯罪者になってしまって社会問題になっている。

ヘロインなんて中毒になったらほぼ絶対帰ってこれない死の麻薬。

んなもん密輸して簡単にお金を稼ごうなんて考えが甘い。



しかし、それが本当にこの二人を殺していい理由になるのか?



どうだろう、多分だけどオーストラリアに同じ規模でヘロインを持ち込んだら無期懲役か有期刑だろう。
この国の法律はイギリスの流れを元にしているし、そもそも欧米人なので人権を守る為に犯罪者の人権も守る。

国違うけど5年ぐらい前にノルウェーの島で70人以上撃ち殺した犯人の判決は懲役30年とかそんな感じ。

現代の欧米人は死刑を嫌う。

よって麻薬密輸で死刑という考えはオーストラリア人にも理解し難い。

それでも、インドネシアのバリに行ったことがある人は知って人もいるだろうけど、空港での入国の際、いたるところに「麻薬密輸は死刑です。」って英語で書いてあるんだから、そりゃ死刑覚悟でやったんだから死刑になって当たり前とも思える。



でも結局はカネの為。

そう、私達も毎日使い、大切にしているお金の事。

この世の犯罪の多くは結局は、なんだかんだでカネの為。

アンドリューだってスーカマランだって、はなから金を持っていればこんなことはしなかったろう。

自分の金の為に彼らが持ち込んだ麻薬でどれだけ多くのインドネシア人の人生が狂うか考えることが出来ない、それが金の魅力。






例えば、あなたは貧乏です。

ある日、竹藪で2億円が落ちているのを見つけました。

あなたはネコババしますか?

。。。


。。


余裕でするって思った人を除いて他のみんなは、しませんよね?


じゃあ、愛する人が難病で海外の病院で2億円掛けて手術しないと死ぬってなったら?

あなたがずっとそれで悩んでたら?


竹やぶで見つけた事は誰にもバレません。

2億円持ってる理由はどうにでもなる立場です。

さあ、さあさあ、どうする?





結局、金って人を狂わせる道具なのかね。

経済のお陰で競争社会になり、より良い生活が出来て、医学も進歩し、人間長生きできるようになった。

全ては経済の基板である、お金というシステムのお陰。

科学者が金のために働いてるわけじゃないだろうけど、科学者の平均手取りが7万円ぐらいだったら科学者を40年も続けられる人が何人いる?



そう、結局は金が必要。

どんなに誇りある仕事に着けても、生きがいの様な仕事に着けても貯金がない状態で週6日労働を朝から晩まで。
家には寝に帰るだけ。
そして月の手取り7万円だったら、あなたはその仕事に着く? 
1人分の家賃・光熱費・食費を切り詰めてひもじい思いをして何も残らないような金額でやりたい仕事を選ぶ?



逆にバリ9がしたことは、年に何回かバリに遊びに行くだけで年収何千万って考え。

イージーマネーの為に。

ひとは彼らを怠け者、犯罪者、楽する為に他人を不幸にする最低な人間と呼ぶ。

反面、死刑はかわいそう、二度目のチャンスを!もう更生した!と言う人もいる。


何が正しいかなんて私には分からない。

お金を求めて人は頑張る、終いにゃ命まで掛ける。

なぜなら良い暮らしがしたいから。

一体誰が悪いのか。

法律を犯した人が全て悪い。

法律の隙間を縫えば端から見て悪いことでも罰せられない。

法律を仕事にする弁護士は依頼者の味方であり、お金払えば明らかな犯罪者をあの手この手で守る。

結果、有能な法律家を雇う金のある人が悪者でも、その人が裁判で勝ち貧乏人がひどい目に遭ったりする。

全部じゃないけど例えば、それが金の力である。

逆に自分が悪くないのに事故で障害を持ってしまった人を多少なりとも救う力があるのも賠償金・保険金というカネである。

金は凄い。

一生懸命働けば、まともな暮らしができる。

悪にでも善にでもなる究極の道具。

それがお金。

お金で命は買えないけど病気には最大の抵抗が出来る。

お金で愛は買えないけど、例えば39歳で年収130万の男と、年収5000万の男の二人の顔と性格と家柄がほぼ同じなら、あなたはどっちを選ぶ?



それに惑わされ、麻薬中毒者の人生を考えずに簡単に自分のお金を得ようとして死刑宣告をされたアンドリュー・チャンとスーカマランのドキュメンタリーを見たんだけど、彼らが死刑に値するのかという自身に対する問いに人間という生物の不完全さを考えるハメになってしまったという話です。


DATELINE


 
死刑執行約2ヶ月前の放送





そして、4月29日死刑執行


彼らが悪いのか、お金が悪いのか、麻薬が悪いのか、人間が悪いのか、お金を創った人が悪いのか、ヘロインを製造したヤツが悪いのか、金持ちが貧乏人を笑う風潮が悪いのか、彼らを産んだ親が悪いのか、ヤク中になる奴が自業自得なのか、なんなのか。。。


悪いのは法律を破った彼らである。

それは間違いない。

死刑って分かっててトライしたんだから自業自得。

郷に入れば郷に従え。

その通り。


しかし結局、彼らの死から私達が学ぶものは彼らの命より大きいのか。

これ以降の麻薬密輸を抑え、大勢の人生や命を救うために彼らは教訓として殺されるべきなのか。

本当にそれが人間として正しいのか、他に方法は無いのか、私には分からない。



R.I.P  Andrew Chan and Myuran Sukumaran

acmm


ブログランキング・にほんブログ村へ

トップページに戻る





このブログが気に入ったら
いいね!しよう
俺的ゴールドコースト観光マップの最新記事をお届けします