457viza

2017年4月18日
■ 豪首相マルコム・ターンブルと移民局大臣は、外国人がオーストラリアで働く為の就労ビザSubcluss457を廃止した事を発表
2017年4月18日、政府は臨時雇用(スキル)ビザ(サブクラス457ビザ)を廃止し、2018年3月に完全に新しい臨時雇用不足(TSS)ビザに変更すると発表しました。

新設されるTSSビザとは、最短2年間の短期と 中期間の4年間の短期間のふたつで構成され、本当に深刻な従業員のスキル不足に対処する企業をサポートとする。
この新しいビザは、オーストラリアの雇用主が熟練した就労者を確保する為の熟練就労者移住プログラムの質を強化するための政府の重要な改革パッケージの一部である。
政府発行:ファクトシート 
https://www.youtube.com/watch?v=OuJG1edmR-k


■ 比較的安易にオーストラリアの永住権に繋がるビジネスビザ(457)の廃止が決定

オーストラリアの日本人が一般的に言う“ビジネスビザ”や、ワークビザ、スポンサービザ、就労ビザって呼ばれるビザで働いている人の殆どが、このTemporary Work (Skilled) visa (subclass 457) っていう正式名称のビザの保持者なんです。

 豪州政府・移民局の発表・ウェブサイト
457w
http://www.border.gov.au/Trav/Visa-1/457-


■ より良い生活を求めて、豪州の永住権を目指す若者達

オーストラリアでは、今もなお世界中から若者がワーキングホリデービザや学生ビザで来豪し、最終的にはオーストラリアでの永住権を目指しています。

豪州は、多くのヨーロッパ諸国やアメリカ、カナダより最低給与が高く、社会保障制度も厚く、比較的安全で、既に世界中からの移民が多く居住しおり相続税もありません。

そして何よりもオーストラリアは、お金持ちが租税回避を求めて移住する場合がほとんどのお金持ち国家と違い、労働者階級にも永住権の門を大きく開いています。

結構誰でも永住しやすくて安全で給料が良い。

そりゃ世界中から若者がこの国に住もうとやってくるワケです。



■ ワーホリ→就職→永住までの一般的な道

彼らは、ワーホリや学生ビザの期間内で自身をスポンサーしてくれる雇用主・就職先を探して回り、運よく見つけたら、そこでワークビザ457を取得し2年以上働きます。

そして今までは、そのビザが切れるタイミングまでにIELTSっていう英語のテストで5とか6とか取って、自分が熟練就労移民者としての永住権申請に可能な総合ポイントに達していれば、移民コンサルタントや弁護士を通して手続きを開始し、日本の無犯罪証明発行手続きと健康証明を行い、数カ月待てば晴れて永住ビザを取得する事が出来ました。

こうしてオーストラリアに居住している外国出身者を日本人を含め永住権とか、パーマネントとか、PR(パーマネント レジデンシー)とか言います。

その後は、雇用期間満期を迎えるか、それを待たずに雇用主と円満の内に退職すれば、その後はこの国で縛りなしで自由に就職をして、オーストラリア人と大して変わらぬ政府からの恩恵のもと生活ができます。

もちろん、オーストラリア人や永住権保持者との婚約・結婚などで移り住んでいる人や、自ら商売して永住権まで持ってった人や、こっちで生まれた二世、3世の外国人もそういう日本人も含めて『永住権』のひとって呼びますが、ビジネスビザの話に戻します。

今までは、このビジネス・ビザ(サブクラス457)からの永住権への道は最短4年ぐらいでした。

例:ワーホリ(1年)→申請(半年)→就労ビザ期間(2年)→永住権申請(半年)→永住ビザ発行

そうです。

たったの2年間、ビジネスビザで働くだけで永住権が取れる国、ザ・オーストラリアだったんです。

日本や他の国とくらべたら超簡単です。

だからまあ、この方法で永住権を取ろうと働いている外国人が、現在でも豪州に9万5千人居ます。

んでもって、自国民の失業率に改善の兆しは見られない。

■ オーストラリア政府の失業率対策の側面?
ターンブル首相は、この方法でオーストラリアへの移民を実現できる移民法の現状が、国内で外国人労働者に仕事を提供し、オーストラリア人に職が回らないひとつの理由だとし、457ビザの廃止と共に就労ビザ発給制度の改変が行うと発表し4月18日直ちに施行された。
au
Credit:http://www.tradingeconomics.com/australia/unemployment-rate

そりゃあ、そうなるよね。。


■ 外国人就労ビザ発給条件の改定

そして、廃止された今までのユルユルな457就労ビザ枠に変わり、新しく2018年3月から、

2年の臨時就労ビザ
Short-term Skilled Occupation


と、

4年の中長期就労ビザ
Medium and Long-term Strategic Skills


という二種類の就労ビザ制度が開始される事になりました。

viza457
https://youtu.be/OuJG1edmR-k


■ このビザが今までと違う点は?

政府ターンブル首相は457ビザを利用し2年の就労ビザの後に移民化できる制度を廃止にし、新しいビザの元、永住権申請までの最低ビザ期間を今後3年とし、移民の持つ経済的技術を絞り込むとしているそうです。


■ 新しいTSSビザ Temporary Skills Shortage (TSS) visa
大まかな概要 
    • オーストラリアの市場におけるスキルニーズと合致する職種リストに改新
    • 200に及ぶ職業・ポジションの削除
    •  削除された職種リスト (Removed)
    •  2年・短期熟練職業リスト(STSOL)
    •  4年・中長期戦略熟練職種リスト(MLTSSL)
    • ビザ申請者が同職で既に少なくとも2年間の職務経験を有すること
    • オーストラリア人の労働者と変わらぬ最低限の給与
    • 労働条件テストの義務化
    • ビザ更新は一度のみ
    • 中期的な流れの下での3年後の永住能力の確認
    • 永住権の申請までの満期間は2年から3年に延長
    • 最低英語能力の強化(現在IELTS:5)←最低6になる
    • 雇用者がオーストラリア人労働者を積極的に差別していないことを保証する非差別的な労働力テストの義務
    • オーストラリア労働者の訓練に雇用者が貢献するための要件
    • 入国管理局は税ファイル番号を収集し、データはオーストラリア税務署の記録と照合
    • 刑事罰則の強制執行証明書(無犯罪歴証明書)


😲 現在457ビザで就労中の人達は?

政府は、現在457ビザでオーストラリアに滞在している外国人労働者95000の人たちに『直ちに影響はない』としていますが、世間の風潮では、来年の3月までに永住権の申請を出来るかどうかがカギだというのが一般的な話として出回っています。
 
因みに、ほっとくと来年3月にTSSに自動振り分けされるそうです。

そして、来年3月以降は、4年ビザのMLTSSLに自分の職種が記載されてない人達は、永住権への道がちょっとマズいかもって話みたいです。

その中でも代表的な例は、調理師(Cook)と料理人(Chef)の差。

新しいTSSのリストを確認すると、2年のショートビザには、コックとシェフ両方とも載っているけど、
cook
https://www.border.gov.au/Trav/Work/Work/Skills-assessment-and-assessing-authorities/skilled-occupations-lists/combined-stsol-mltssl


4年のミドルビザの方にはコックの記載は無く、シェフしかない。

ch
https://www.border.gov.au/Trav/Work/Work/Skills-assessment-and-assessing-authorities/skilled-occupations-lists/combined-stsol-mltssl
要は来年3月、このビザルール発行以降は、コックのビジネスビザでは永住権の申請に繋がらない2年のショートビザとして判断されてちゃって、シェフで3年以上経験を積んだビジネスビザの人は、4年のミドルビザとして永住権の申請が出来るんだって事みたいなんね。

なんだ、それだけかって思うかもしれないけど、オーストラリアでは、法律上の最低賃金の保証ってものが職種で異なりシェフ(料理人)という職種で人を雇うと、コック(調理人)として雇うより会社としては高くつくわけです。

だからまあ、コックでビザ取得している人の割合の方が多いんです。

ってワケでそっち系のひとは、いま皆さん大変みたいですが幸いなことに同じ現場でビザのカテゴリーを切り替えることが可能な場合もあるみたいなので、オーナーと話して3月までにIELTS6取ってコックからシェフのビザに切り替えて、そこからまた3年働いて永住権の申請って事になる人も居るみたいです。


そして気まずいのが美容室業界...

2年のショートビザリストには、美容室マネジャーや美容師が載っているけど4年の方には何もない。

hairdress
https://www.border.gov.au/Trav/Work/Work/Skills-assessment-and-assessing-authorities/skilled-occupations-lists/combined-stsol-mltssl


あと、ビザ取る名目で

今までみんなで散々擦り倒した

"なんちゃらマネージャー
"のビザもほとんど2年のショートビザに区分けされてます。


sa
https://www.border.gov.au/Trav/Work/Work/Skills-assessment-and-assessing-authorities/skilled-occupations-lists/combined-stsol-mltssl
 
色んなマネージャーの名目が2年のところに多くのマネージャーが記載されてて、4年の方に殆どないし、これちょっと弁護士や移民コンサルに確認した方がいいかもしれないね。

恐らくは、申請した職業が2年か4年か、それとも削除リストに載っている職種かによって今後の状況が変わってくるだろうね。

re

因みに削除リストに自分が申請している職種が載っている場合は、取りあえず撤回しかないようです。

申請代などは返金されるとのこと..
https://www.border.gov.au/Trav/Work/Work/Skills-assessment-and-assessing-authorities/skilled-occupations-lists


あと、これじゃあ、旅行代理店関係だと、どの手を使ってもビジネスビザの取得すらもう無理くさいね。。

tr
削除リスト:https://www.border.gov.au/Trav/Work/Work/Skills-assessment-and-assessing-authorities/skilled-occupations-lists/removed-skilled-occupations



■ 今後は4年のMLTSSLに記載されている職種のみが永住権に繋がる

4年ビザで中長期的なプランのもと雇用するレベルの職種技能のある外国人なら、その会社の成長の為にも『このままこの国に住んで国の発展に寄与してもいいよ』って事なんだろうね。

んで今、見てるんだけどね。。

acc
http://www.border.gov.au/Trav/Work/Work/Skills-assessment-and-assessing-authorities/skilled-occupations-lists/combined-stsol-mltssl

これちょっと厳しいね。

前からあって、日本での就職経験(在職証明書)のみで手が届きそうな職種なんてシェフだけになっちゃったね。

他の職種は会計士とか技師とか医者とか看護師とかで、もうこっちの大学や専門学校にウン百万払って数年通って世界基準の免許取得しないと永住権にならないような職種ばかり。。

って事は、

■ オーストラリア政府としては、

『労働ビザが移民の入り口になる事は、今まで通り変わらないけど、国として受け入れたい人の技術や能力をもう少し絞り込むよ。

あと英語ももうちょっと頑張って、仕事で使えるレベルの6ぐらいまでは伸ばそうね?

それか、食いっぱぐれの無い仕事の免許を取得する為に学校行こうね?

そう、世の中、実力か財力よ?』


って事と、

『あ、あと失業率改善対策の一環になるからね。

ほら、みんなオージー雇ってね?

ってかオージー働いてね?

俺らはやることやってるからね?』


って事を合せて言いたいんだろうね。

ってわけで、厳しくなってきましたオーストラリアの永住権取得への道。


これあれだね。

今学校行ってる人とかでビザ弾かれる人とか、たまったもんじゃないね。。

政府の救済処置はどこまで行われるんだろうね。

また周りの話などを聞いて色々ハッキリして来たら追い記事書きますが、

現在自分の人生がこの変更の影響下にある人は落ち着いて、自分がビザ関係でお世話になっている人にお問い合わせした方がいいかもねって話でした。




457ビザとは:在オーストラリア日本大使館発表
http://japan.embassy.gov.au/tkyojapanese/news_visa_457abolish.html

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